近未来の移動空間モデル「MX191」を初披露
ブースでは、トヨタグループ各社の知見を活用し、近未来の自動運転を想定した移動空間モデル「MX191」が初披露された。
「MX191」は、「もっと心地よく、もっと安心に、もっと好きなことを」をテーマに実現した、信頼できるコンシェルジュのように空間を見守り、人を見守るインテリアスペースである。アイシン精機・デンソー・豊田合成・東海理化と連携し、各社の先進的なシステムを織り込み、開発された。
トヨタグループ5社の総力を結集した「見守りシステム」
お出迎えシステム
このシステムは、目的地を設定すると乗車前に空調システムを作動するもの。事前にシートと室内の温度を調整する。
さらに、乗る人が車に近づくと、ドアが開いてフロントシートが乗りやすい位置に回転、座るとシートがドライバーポジションに移動して、簡単にシートベルトが締められるようにベルトとバックルが前に出てくる。
乗員保護安全システム
MX191のフロントシートは、安全性・快適性を考慮し、人間工学に基づき最適な配置をしている。安全機能としてシートベルトがフロントシートに組み込まれ、どんな位置でも使用できるほか、シートが内蔵しているサイドエアバッグに加え、シートベルトにもラップエアバッグを内蔵して、シートがどの位置にあっても乗員の安全を確保することが可能だ。
快適誘導システム・眠気抑制システム
このシステムは、乗員のバイタルサインを読み取り、風・温度調整・音楽・振動・調光を用いて感覚を刺激し快適な状態を保つもの。
ドライバーが眠くなりそうな時に、首の後ろから涼しい風を当てたり、年代に合わせた懐かしい音楽流すなどで、楽しく集中力を維持させる。
見守りシートアレンジシステム
様々なシーンや目的に応じてスペース全体をシフトし、快適で楽しい移動空間を体感できる。
例えば3人で移動する時、顔を見合わせて会話できる広い空間を作り出すことが可能だ。助手席が回転する時に足がぶつかりそうになると室内監視カメラが作動し回転を止め、安全にシートをアレンジする。
トヨタ紡織 その他の展示品と出展場所
トヨタ自動車コンセプトカー「LQ」室内モデル
トヨタ紡織は、人工知能や自動運転など、人に寄り添う新しいテクノロジーにより「新しい時代の愛車」を具現化した、トヨタ自動車のコンセプトカー「LQ」のシートや内装部品を担当している。
ブースでは、世界初のトヨタ自動車と共同開発した覚醒・リラックス誘導機能付きシートなど、内装部品を搭載した「LQ」の室内モデルを展示している。
エグゼクティブラウンジシート
トヨタ アルファード/ヴェルファイアに搭載されているエグゼクティブラウンジシートは、上質な肌触りのセミアニリン本革を使用。ゆとりあるシートサイズや、パワーオットマンなどを装備したセカンドシートで、極上の「おもてなし」、「くつろぎ」と「心地よさ」を追求した。
出展場所
■展示エリア:東京ビッグサイト(東京都江東区) 南3・4ホール
■ブース番号:S4303