谷地高勢、恩師へ成長の証し

国体カヌー、計3種目制す

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計3種目を制した谷地高メンバー。手前左から荒木優希、古沢諒、奥左から設楽勝太、平泉真衣、小野隼人=神栖市・神之池特設カヌー競技場

 茨城県を会場に開かれている第74回国民体育大会で7日、カヌースプリントの谷地高勢が2種目を制した。同校で生徒を指導し、現在はナショナルチームの木村文浩強化委員長が会場を訪問。勇姿を見せようと、教え子たちが奮闘した。

 2020年東京五輪で日本代表を指揮するため、木村委員長は昨年度末で同校を離れ、県から期限付きで日本連盟に派遣されている。指導を受けた3年生にとって高校最後の大舞台。少年男子カヤックフォアの小野隼人は「200メートルで先生に有終の美を見せたい」と意気込んでいた。

 強風と雨の悪条件の中、少年女子カヤックシングルの平泉真衣が優勝。少年男子カヤックフォアは3年生2人、2年生2人が会心のレースを見せ、500メートルと合わせて2冠を達成した。木村委員長は表彰式前に会場を離れたが、レース後に声を掛けられた平泉は「褒められたことは今後の誇りになる」とうれしそうな表情を見せた。

 大会を通じて谷地高勢は計3種目で頂点に立ち、本県を男女総合2位に導く活躍を示した。木村委員長は「(200メートルは)条件は良くなかったが、力をきっちり示してくれた」と評価。大学でも競技を続ける3年生に向け「今後はレベルが高くなるが、さらに鍛えてほしい。代表で待っている」と笑みを浮かべた。

計3種目で頂点に立った本県のカヌー勢=神栖市・神之池特設カヌー競技場