台湾フルーツビール飲み比べ【2】台灣艾爾のレトロ可愛い瓶入りサワービール

台湾にはマンゴーやパイナップルなどのフルーツを使ったビールがたくさんあり、お土産にも人気です。今回は、台北のスーパーカルフールで見つけた台灣艾爾のレトロ可愛い瓶入りサワービール、青マンゴー味とライチ味を飲み比べしてみます。

パケ買いしてしまいそう!台灣艾爾の瓶入りフルーツビール

先日、台北の大型スーパーカルフールで飲み比べ用のビールを探していたところ、レトロ可愛い瓶入りのフルーツサワービールを発見しました。はじめて見る銘柄でいったいどんな味がするんだろう?と好奇心に駆り立てられ、青マンゴー味(青芒果)とライチ味(荔枝)を購入。トマト味も販売されていましたが、今回はパスしました。セール価格でそれぞれ1本75元(約263円)と、それなりのお値段です。

お酒のお供に台湾風の煮物「加熱滷味」をチョイス

今回の飲み比べでは、お酒のお供に台湾風の煮物「加熱滷味」をチョイスしてみました。加熱滷味とは、店頭で好きな具を選ぶとその場で加熱して調理してくれるグルメです。揚げ物ではないので、油っこいものをあまり食べたくない時にもおすすめです。テイクアウトして、家に帰ってからどんぶりに入れたらすごい量に。この他に麺も購入して、合計140元(約490円)でした。

それでは、さっそく飲み比べスタートです!

青芒果酸啤酒(青マンゴーサワービール)のお味は?

まずは青芒果酸啤酒(青マンゴーサワービール)から。ちなみに青マンゴーとは黄色い完熟マンゴーとは異なり、小ぶりで酸味が強いためよく砂糖漬けにして食べられている果物です。

グラスに注いでみたところ、前回飲み比べした台灣啤酒のフルーツビールと比べて色が黒っぽいことに気づきます。一口飲んでみると、青マンゴーの味を感じつつも酸味が比較的強めだなと感じます。今まで飲んだフルーツビールとは全く異なる味わいです。

ここでこのビールの説明文を読んでみたところ、なるほど、このビールは台湾産青マンゴーのベルギー式サワービールバージョンとのこと。大まかに翻訳してみるとこんな感じです。

台湾ならではの青マンゴーがベルギー式サワービールに出会うことにより、思いもよらない絶妙な味わいが生み出されました。乳酸菌と酵母菌の複合的な発酵方法に台湾産のマンゴーが加わり、青マンゴー特有の果実の香りと刺激感の中、サワービールがもたらす酸味を幾層にも感じることでしょう。

筆者は決して翻訳の専門家ではないので、辞書を使いながらの大まかな翻訳ということでご了承ください。でも、この説明を読んで、確かに!と納得しました。まさに説明通りの味わいです。

荔枝酸啤酒(ライチサワービール)のお味は?

続いては荔枝酸啤酒(ライチサワービール)です。まず一口飲んでみると、ライチの味とサワービールの酸味が同時に飛び込んでくる感じです。発酵度は強めでしょうか、ちょっぴり不思議な味わい。ここでまた説明文を読んでみます。大まかに翻訳するとこんな感じです。

ライチとは台湾で最も受け入れられているフルーツの一つで、このうるわしい甘みとおいしさは、他のフルーツになぞらえることは決してできません。しかし、もしライチが酸味のある果物だったとしたらどんな味わいとなるのでしょうか?この、奇異で幻想的かつ創意工夫されたライチサワービールによって、あなたにお教えしましょう!きっとあなたのライチへの印象が大きく変化することでしょう。

説明文を読んでみて感じたことは、「このビールは作った方の好奇心によって生み出された?」でした。この遊び心ある感じは台湾らしくもあり、説明文を読んで一緒に飲んだ友人と笑ってしまいました。

台湾フルーツサワービールを飲み比べてみた感想

正直、味としておいしいと感じたのは青芒果酸啤酒(青マンゴービール)の方でした。ライチもおいしくないわけでないのですが、やっぱりサワービールの酸味に合うのは酸味のある果物かなぁというのが個人的な感想です。どちらにしても、このサワービールはかぶがぶ飲むというより、食事をしながらゆっくりと味わうのに向いていると思います。

瓶入りでちょっと重いのでお土産として持って帰るのは大変かもしれませんが、台湾旅行の合間にホテルで飲み比べをしてみるには楽しいと思います。ちょっぴり珍しい台湾フルーツサワービールを、ぜひ試してみてくださいね。

台灣艾爾

公式ホームページ:http://www.taiwanale.com.tw/

[All photos by Yui Imai]

Do not use images without permission.

© 株式会社オンエア