健脚自慢、絶景の阿賀を力走 初のウルトラマラソンに60人が挑戦

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阿賀町を走って体感してもらおうと、初開催された「阿賀ウルトラマラソン」=6日、阿賀町津川

 阿賀野川の流域やアップダウンの激しい里山を走って新潟県阿賀町を体感する「阿賀ウルトラマラソン」が6日、初めて開催された。県内外から健脚自慢のランナー約60人が68キロの長旅に挑み、歯を食いしばりながら町の自然と景観を堪能した。

 マラソンを通じ、町の豊かな自然と住民の暮らしに触れてもらおうと、町民有志でつくる実行委員会が初めて企画した。

 コースは津川、上川、三川、鹿瀬の合併前の全町村を通り、町内の全119集落のうち、13集落の中心地を巡る。町中心地の雁木通りのほか、阿賀野川の流れやダム、山あいの集落などを見渡せるのが特徴だ。来年以降は毎年コースを変えながら行う予定で、全集落の網羅を目指している。

 レースは、午前6時半にスタート。ランナーたちは勢いよく走りだし、起伏あるコースを思い思いのペースで進んだ。急勾配の坂道では、歩く選手の姿も。コース内の集落では地元住民が「頑張れー」などと応援し、給水所でドリンクや郷土食を提供した。ランナーは「ありがとう」「元気が出ます」などと口にしながら、ゴールを目指した。

 トップ選手は、6時間を切る速さでフィニッシュ。制限時間10時間の間際でゴール地点に現れた選手は、スタッフらの拍手を浴びながらフィニッシュした。

 最後にゴールテープを切った新潟市東区の会社員(58)は「住民の人の応援が力になった。すごく気持ちよく走れて、楽しかった」と充実した表情で語った。