「九転十起」「優勝」… 川崎、有名人が描く絵馬展

 「九転十起」の政治家に「優勝」のスポーツ選手−。著名人が新春の願いを込めてイラストなどを描いた「有名人慈善絵馬展」が1日から川崎市川崎区の稲毛神社境内で開かれる。稲毛神社崇敬会主催。干支(えと)の申(さる)にちなんだイラストのほか、年始の抱負が力強く書かれた絵馬板約200枚以上が展示される。7日まで。

 38回目を数える恒例行事。環境に配慮して県産の間伐材を使ったA4サイズの絵馬板には多くの芸能人や画家、書家、漫画家、スポーツ選手らが趣旨に賛同して参加。川崎フロンターレの中村憲剛選手は「優勝」、福田紀彦市長は「九転十起」などと太い文字で描いた。イラストレーターのひこねのりおさん、脚本家・作家のジェームス三木さん、タレントのペギー葉山さんや伊藤かずえさんなどの作品も並ぶ。

 「富士山などの縁起物、孫悟空など干支をテーマにしたものもある。ぜひ楽しんでもらいたい」と同神社の担当者。絵馬は後日、入札制で希望者に配布し福祉事業に寄付される。展示は午前9時〜午後6時。無料。◇ 3日午前10時ごろ、山王囃子(はやし)保存会の笛や太鼓に合わせた獅子舞も披露される。

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