10周年地元でお祝い いきものがかり、野外ライブ開催へ

 厚木市と海老名市出身のメンバーでつくる3人組の人気バンド「いきものがかり」がデビュー10周年を記念し、今夏に地元で10万人を動員する野外ライブを行う。1月1日に正式発表する。

 イベントは8月27、28日にリーダーの水野良樹さんと、山下穂尊さんの出身地の海老名市にある「海老名運動公園」で、「超いきものまつり2016 地元でSHOW!! 〜海老名でしょー!!!〜」と題し、2公演を開催。続いて9月10、11日にはボーカルの吉岡聖恵さんが育った厚木市の「荻野運動公園」でも里帰りライブが行われる。

 企画は10年目を迎えたメンバーが、「地元に恩返しがしたい!」と発案。2カ所4公演のみで実施する。3人が野外でライブを行うのは11年夏に横浜スタジアムで行って以来5年ぶりで、陸上競技場でのワンマン公演は結成以来初めてという。

 いきものがかりは、小学校から同級生の水野さんと山下さんが、1999年2月に結成。同年11月に吉岡さんが加わり3人組になった後は、主に小田急線本厚木駅や海老名駅の周辺で路上ライブをしていた。2006年3月にシングル「SAKURA」でデビュー。「じょいふる」など多くのヒット曲を持ち、昨年の大みそかには8年連続でNHK紅白歌合戦に出場した。

 3月15日にはプロ始動10年を記念したベストアルバム「超いきものばかり〜てんねん記念メンバーズBESTセレクション〜」を発売。大みそかに披露した「ありがとう」などが収録される。

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