Night Tempo『昭和グルーヴ』シリーズ第3弾は「1986オメガトライブ」!

欧米で熱狂的な支持を集めるジャパニーズ・シティ・ポップのブームが日本のメディアを通じて伝わり始めている中、その台風の目とも言われる「プラスティック・ラブ」現象を巻き起こした張本人の一人=韓国のプロデューサー/DJのNight Tempo。

角松敏生とダフト・パンクをこよなく敬愛し、日本の80年代ポップスやアイドルの作品のカセット・テープ収集家にして、欧米で生まれたネット発の音楽ジャンル「フューチャー・ファンク」シーンの人気アーティストである彼が、今年4月にはアイドル・デュオ最高峰のWink、7月には「シティ・ポップの女神」=杏里の名曲の公式リエディット集をリリース。フジロック・フェスティバル’19でのステージが大きな反響を呼び、11月下旬〜12月上旬には全国6都市を廻る来日ツアーが決定。10月5日のチケット一般発売後、まもなくして東京と大阪の公演チケットはソールドアウト。Night Tempoへの期待値が高まる中、絶好のタイミングで待望のシリーズ第3弾の発売が11月8日に決定した。

今回Night Tempoが取り上げたのはその歌声とサウンドが欧米のシティ・ポップ、そしてフューチャー・ファンクのシーンで支持を集める、80年代後半に日本で一世を風靡したカルロス・トシキ氏がヴォーカルをつとめた1986オメガトライブ。以下2曲をフューチャー・ファンクにアップデート。

君は1000%:

ヴォーカルに日系ブラジル人のカルロス・トシキを迎え、新生オメガトライブとして再始動後初のシングル(1986年5月リリース)。彼ら得意の煌びやかなAORサウンドが前面に出たオメガトライブを代表する大ヒット曲。ドラマ『新・熱中時代宣言』主題歌。

Older Girl

1986年発表のデビュー・アルバム『Navigator』収録曲。オメガトライブの十八番であるブラック・コンテポラリー・サウンドに乗せ、年上の女性との恋愛を歌ったミディアム・チューン。欧米での人気も高いナンバー。

注目のアートワークは1986オメガトライブの象徴的なロゴをモチーフにしたデザインで、今回はNight Tempo本人が手掛けている。

Rolling Stone Japan誌11月号の「今注目すべきアーティスト20」に選ばれたり、音楽業界誌コンフィデンス誌(9月30日号)でもインタビューが掲載されたりするなど、音楽/デザイン/ファッションなど様々な切り口で、日本でも注目を集めているNight Tempo。世界へ昭和歌謡を発信し、片や日本では若者に新たな視点で昭和歌謡に興味を持ってもらいながら、リアルタイムで体験した世代には改めてその感動を呼び起こすという彼の活動が着実にメインストリームの舞台で結実しようとしている。

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