Rソックスの主砲・マルティネスの去就はどうなる?

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球界屈指の強打者であるJ.D.マルティネス(レッドソックス)は今季終了後にオプトアウト(=契約破棄)の権利を有しており、ア・リーグの各球団がその動向を注視している。オプトアウト権の行使期限はワールドシリーズ終了後5日間であり、マルティネスがこの権利を行使した場合、残り3年6250万ドルの破棄してフリーエージェントとなる。その際、どのチームが獲得に動くのだろうか。

レッドソックスは来季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない水準まで削減する方針を明らかにしており、球団首脳はムーキー・ベッツとマルティネスの両者をチームに残すのは難しいとの見解を示している。マルティネスがオプトアウトの権利を行使した場合、レッドソックスはベッツをトレードすることなく、自軍にキープすることになるだろう。

マルティネスがオプトアウトの権利を行使すると、ア・リーグの各球団はトップクラスの指名打者をフリーエージェント市場で獲得可能になる。ボストン・グローブのピート・エイブラハムは、マルティネス獲得に動く可能性のあるア・リーグの球団として、ブルージェイズ、マリナーズ、レンジャーズ、ホワイトソックスの4つを挙げている。

まず、大前提としてマルティネスを獲得するチームは、指名打者の枠が空いている必要がある。エンゼルス、ツインズ、アスレチックス、アストロズなどは指名打者の枠がすでに埋まっており、また、オリオールズやロイヤルズ、タイガースは再建中であるため、マルティネスのような高額年俸のスラッガーを必要としない。ナ・リーグの球団が指名打者メインのマルティネスの獲得に動く可能性も低いだろう。そうした状況を踏まえ、エイブラハムは前述の4球団をマルティネスの新天地候補に挙げた。

ブルージェイズではブラディミール・ゲレーロJr.やボー・ビシェット、ホワイトソックスではイロイ・ヒメネスやヨアン・モンカダといった若きスラッガーたちが着実に成長しており、マルティネスには彼らのメンターとしての役割も期待できる。特にホワイトソックスは若手の成長により着実に再建を進めており、マルティネスが再建のラストピースとして、「靴下」を「赤」から「白」に履き替えることになるかもしれない。