竹のストローで脱プラスチック 洗って再利用、最後は土に

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NPO法人「加茂女」が作った竹製ストロー(木津川市南加茂台4丁目)

 脱プラスチックが注目を集める中、京都府木津川市で竹林の整備、活用に取り組むNPO法人「加茂女(かもめ)」が竹を使ったストローを作った。法人が運営するカフェでのドリンク提供に使っており、代表理事の曽我千代子さん(70)は「洗って繰り返し使え、最後は土に返る。脱プラの流れの一つになってほしい」と話す。

 プラごみによる海洋汚染が深刻化し、プラ製ストローは廃止の動きが広がっている。法人が同市南加茂台4丁目で運営するカフェ「かもめの台所」(月曜、水-金曜)では、2014年2月の開設当初はプラのストローを使用。昨年、紙ストローに代えたが「紙も結局は使い捨て。使い捨てはだめ」と考えた曽我さんの発案で、竹細工が得意な会員の西辻清和さん(73)=和束町石寺=が竹ストローを試作し、仕上げた。

 直径7-10ミリの細い竹を乾燥させ、ドリルを使って穴を広げて内径5ミリほどにし、節を取って長さ約21.5センチのストローにする。材料は西辻さんの土地で取り、作業の手間を考えれば1本100円相当になるという。

 曽我さんは「プラスチックや紙のストローに比べれば高いかも知れないけれど、その分、大切に使う気持ちが生まれるはず。『壊れたら捨てる』という風潮も見直されればありがたい」と話す。

 市は法人からの申請を受け、市へのふるさと納税の記念品に加えることを検討する。希望者には、同法人が5本500円(送料別)で販売する。問い合わせは加茂女0774(66)1895。