奥野壮、森七菜らが「異言語脱出ゲーム」に挑戦! 言語の壁を越えて謎を解くことができるのか!?

奥野壮、森七菜らが「異言語脱出ゲーム」に挑戦! 言語の壁を越えて謎を解くことができるのか!?

今大人気の“体験型謎解きゲーム”。それをユニバーサルな切り口からアレンジするクリエーティブ集団・異言語Lab.とNHKがタッグを組んで制作した、全く新しいタイプのゲームがテレビに初登場します! 「異言語脱出ゲーム ON TV」と題し、10月9日放送の「ハートネットTV」(NHK Eテレ)で前編を、12日放送の「ろうを生きる 難聴を生きる」(同)で後編を放送。今回は、特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」の主演で話題となった奥野壮さん、映画「天気の子」でヒロインの声を演じた森七菜さんと、耳の聞こえない若者2人のチームが謎解きに挑戦した様子を少しだけご紹介します!

ゲームの内容は“音声や手話を使った謎がちりばめられた館から協力して脱出する”というもの。スタジオには六角形の不思議な館のセットが用意され、4人は目隠しの状態でそれぞれスタートの位置へ。前が見えない状態で手を引かれる出演者同様、見ているこちらも今から始まるゲームがどんな風に進んでいくのかドキドキです…。目隠しを外すと同時にゲームはスタートし、手元にある招待状をヒントに謎を解いていきます。日本語と手話、二つの言語の壁を越えて、4人はどうコミュニケーションを取り合い、館から脱出するのでしょうか? ネタバレになってしまうので詳細は言えませんが、一言で言うと…とても難しいです! 1問目から苦戦する4人からは「先が思いやられる…」とつぶやく声が。開始早々、本当に脱出できるのか、その場にいた全員が不安になった瞬間でした(笑)。筆者も元々、ミステリー小説や漫画、謎解きクイズが大好きなので解ける自信がありましたが、一向に分かりませんでした(笑)。これからは、謎解きが得意だと言うのは控えたいと思います…。

収録を終えて奥野さんは「想像以上に難しかったです。最初1人の空間だったのですごく不安だったんですけど、みんなと顔を合わせた瞬間にすごく安心感を覚えました。手話を使う方と接する機会がこれまでなかったので、少しでも自分の知らないことを知る機会になり、いい経験をさせてもらえたなと思います。手話だけではなく、壁に文字を書いたり、身振り手振りで伝えたりすることで、相手に自分の気持ちを分かってもらえること、相手の気持ちを分かってあげられたことがすごくうれしかったです」と初めての経験に達成感いっぱいの様子でした。森さんは「すごく難しかったんですけど、楽しくコミュニケーションを取りながらできたので、ひと安心しています。私が独り言をしゃべっていてもそれでは足りないなと、自分の伝え方が不十分で、悔しいところもありました。それでも頑張って読み取ろうとしてくれる姿がとても優しかったです。もし困っている人がいたら、遠慮せずにやりとりできたらと思います。これから先も、ろう者の方と関わっていく機会はあると思うので、もっと手話を勉強してみたいです」と意欲を語ってくれました。

お二人とも、ゲームを終えての心境の変化で“手話への興味”を上げていました。奥野さんは「僕たちの普段の会話と同じようなスピードで手話での会話が進むので、とても驚きました。テンポが良すぎて」と語り、森さんは「自分が使う言語以外を使うのって少し恥じらいがあると思うんですけど、実際に今回手話を使う日常”が当たり前の世界に触れて、手話との距離が近づいたと思いました」と、それぞれ手話に対する新たな発見や驚きを振り返りました。筆者も手話の知識はないのですが、少しずつでも手話を覚えてみたいと思いました。いざ、自分がろう者の方と話す機会があった場合、何もできない自分がとてももどかしく、悔しい思いをすると思います。異言語脱出ゲームを見て、同じように少しでも手話への興味を持ってもらえる方が増えてくれたらうれしいです。

番組では他に、高野洸さん、井上咲楽さんとろう者の若者2人によるチームも挑戦しますので、こちらもお楽しみに。さらに、放送と連動してSNSを通じて“予告謎”も発信されます! ぜひ一緒に謎解きに挑戦してみてください。

NHK担当 M・M

【番組情報】


「ハートネットTV」
NHK Eテレ
10月9日 午後8:00~8:29

「ろうを生きる 難聴を生きる」
NHK Eテレ
10月12日 午後8:45~9:00

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