バス釣り用のラインについて
バス釣り用のラインはナイロンライン・フロロカーボンライン・PEラインといったものが主に使われます。使用するルアー、釣りのスタイルに合った最適なライン選びの為にも、各々の特徴を解説していきます。
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ナイロンラインの特徴
ナイロンラインは、しなやかで他のラインと比べトラブルが少ない為、バス釣りや、ルアー釣り全般の入門用ラインとしてオススメです。
ラインに浮力がある為に、トップウォーターなど浮力のあるルアーに向いています。反面、その浮力がある為にルアーを沈める釣りにはあまり向かないとされています。
おすすめのナイロンライン
サンヨーナイロン GT-Rウルトラ
ナイロンラインでありながら、コーティングによる高い耐摩耗性と、他に類を見ない強度を誇ります。
ダイワ ジャストロン
安価でバランスのとれたナイロンライン。コストを抑えるなら500メートルのボビン巻きもオススメです。
フロロカーボンラインの特徴
フロロカーボンはナイロンよりも比重があり、水に沈みます。その為、ルアーの沈降を邪魔する事がないので、ルアーを沈める「ワーム」の釣りに良く用いられます。
また適度な硬さがあってボトム(底)を感じ取り易い事や、根ズレに強いといった理由ででも、ワームの釣りで重宝される理由の一つです。
反面、ラインが沈降する分、フローティングタイプのルアーには向きません。
おすすめのフロロカーボンライン
クレハ シーガー R-18フロロリミテッド
優れた結節強度、耐摩耗性でバスフィッシングのみならず様々なアングラーに支持されています。
クレハ フロロマイスター
コストパフォーマンスに長けたフロロラインといえばコチラ。ECサイトのレビューにおいても高レビューが目立ちます。
PEラインの特徴
複数のポリエチレン繊維を編み込んで作られ、高い感度、高い浮力、そして細さが特徴のラインです。PEラインは浮力が高く、その浮力を生かしたトップウォーター・フロッグでの釣りや、近年流行の兆しがみられるパワーフィネスといった釣りに用いられます。
PEラインは摩擦に弱い為に、岩などでラインが擦れ切れする危険があります。その為、PEラインを用いる際は、リーダーと呼ばれる別の素材のラインを、PEラインの先に結びつける事が一般的です。
おすすめのPEライン
シマノ ピットブル4
「コスパが高い」と、各ジャンルから高い評価を得ています。ライムグリーンとスーパーブルーの2色のカラー展開。
ショックリーダーの結び方は以下のリンクで詳しく説明しています。
素材・太さで釣果が変わるかも?!ショックリーダーの選び方&結び方
PEライン全盛の今、メインラインの先に結ぶのがショックリーダー。根ズレや魚の歯への対策・キャスト時のショック吸収など、釣りに欠かせない...
スピニングリールのポンド数目安
■ナイロンライン
初心者の方は6~8ポンドあたりが使い易いでしょう。5ポンド以下も使われる事がありますが、その分ラインブレイクの危険性が高まります。
リールの性能や、使用者の熟練度にもよりますが、ナイロンは10~12ポンドを越えると撒き癖がつきやすくなりライントラブルの頻度があがります。
■フロロライン
初心者の方は5ポンドあたりが使い易いでしょう。5ポンド以下も使われる事がありますが、その分ラインブレイクの危険性が高まります。
リールの性能や、使用者の熟練度にもよりますが、8ポンドを越えると撒き癖がつきやすくなりライントラブルの頻度があがります。キャスト後は必ずスプールに人差し指を沿え、ラインの放出を抑えるサミング(フェザリング)をするよう心がけましょう。
■PEライン
パワーフィネスにおけるPEラインの号数は、0.8~1.5号程度。最大でも2.0号までが主流です。
ベイトリールのポンド数目安
■ナイロンライン・フロロライン
ナイロン・フロロ共に、12~20ポンド間で使われる事が多いです。初心者の方は12~14ポンドあたりで感覚を覚え、必要に応じ調整していきましょう。
細ければ細いほど、軽いルアーに向き、太ければ太いほど重いルアー、障害物を攻める釣りに向いています。ベイトフィネスと呼ばれる軽いルアーを使う釣りは、8~10ポンドといった太さが平均的です。
ルアーを無くしたくない方は20ポンド以上を巻いていれば先にフックが伸びて回収できる確立が上がりますよ。
■PEライン
細いPEラインをベイトリールで使うと、糸が「スプールに巻いてある糸」にめり込むトラブル(かっくんバックラッシュ)が発生しやすくなります。
個人差もありますが、快適に使えるのは1.5号から、と考えて良いでしょう。
フロッグやパンチングといった、カバーフィッシングを想定しているのであれば、4号程度は欲しいところです。
結局どのラインが良いの?
ラインの良し悪し(向き不向き)は、実際に試してみないと分からない事も多く、釣り熟練者も常に良いライン(自分の釣り方に合ったライン)というのを模索しており、一概にこのラインがベストとは言いにくいのが正直なところです。
ただ、バス釣りをこれから始めようという方には、扱いやすいナイロンラインをおすすめします。
まずは、ナイロンラインでライン自体の扱いに慣れ、その後に他のラインを試す事で、より各ラインの違い(メリット・デメリット)を実感し易くなる事でしょう。
まずは、ナイロン・次にフロロ・次にPEと、色々なラインを試していき、自分の釣りに合ったベストなラインを見つけてください。