【ALDS】レイズがバーランダー攻略 決着は第5戦へ

【アストロズ1-4レイズ】@トロピカーナ・フィールド

前日の試合でアストロズが誇る「最強三本柱」の一角であるザック・グレインキーを攻略したレイズが、今度は第1戦から中3日で先発のマウンドに上がったジャスティン・バーランダーを撃破。本拠地トロピカーナ・フィールドでの第4戦を4対1で制し、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。バーランダーが先発したアストロズとは対照的に、レイズはブルペン・デーで試合に臨み、6投手のリレーで6安打1失点。打者の目が慣れる前に投手を変え、優秀なリリーバーによるリレーでアストロズ打線を翻弄した。レイズ2番手のライアン・ヤーブローが2回無失点の好リリーフで勝利投手(1勝0敗)となり、最後を締めくくった6番手のブレイク・スネルがセーブを記録。一方のバーランダーは、2本のアーチを浴びるなど、4回途中7安打4失点で敗戦投手(1勝1敗)となった。

今回の地区シリーズで難敵・バーランダーと2度目の対戦となったレイズは、バーランダーの立ち上がりを攻め、トミー・ファムのソロ本塁打、トラビス・ダーノウのタイムリー、ジョーイ・ウェンドルのタイムリー二塁打で3点を先制。4回裏にはウィリー・アダメスがソロ本塁打を放ってリードを4点に広げ、二死一塁となったところでバーランダーはマウンドを降りた。その後、レイズは追加点を奪えなかったものの、イニング途中でも躊躇なく投手を交代させる積極的な継投でアストロズ打線の反撃を封じ、アストロズの得点は8回表にロビンソン・チリーノスが4番手のコリン・ポーシュから放ったソロ本塁打による1点だけ。5番手のエミリオ・パガーンが最終回に一死一・三塁のピンチを招いたものの、昨季のサイ・ヤング賞投手であるスネルがヨルダン・アルバレスを空振り三振、ユリ・グリエルをセカンドゴロに打ち取り、勝利を締めくくった。

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