パドレス・マチャド 恩師の新監督就任を希望か

日本時間10月9日、ESPNのバスター・オルニーが報じたところによると、パドレスのマニー・マチャドは自軍の新監督にオリオールズ時代の恩師であるバック・ショウォルターが就任することを希望しているようだ。ショウォルターは2010年途中から2018年まで8シーズン半にわたってオリオールズの監督を務め、ショウォルター政権での最大のスター選手がマチャドだった。この両者がサンディエゴで再会を果たすことになるかもしれない。

現在、パドレスは今季終盤に解任されたアンディ・グリーンに代わる新監督探しを進めている。マチャドは新監督探しのなかで、ショウォルターを新監督候補の1人として、「せめて検討だけでもしてほしい」と望んでいるという。

2010年のドラフトで全体3位指名を受けてオリオールズに入団したマチャドは、2012年8月にメジャーデビューを果たし、2018年途中にトレードでドジャースへ放出するまでチーム最大のスター選手として活躍。マチャドがオリオールズの球団組織に在籍した期間と、ショウォルターがオリオールズの監督を務めた期間は、ほとんど一致しているのだ。昨季終了後にドジャースからフリーエージェントとなり、10年総額3億ドルの超大型契約でパドレスに加入したマチャドには、恩師・ショウォルターの下で心地よくプレイしたいという思いがあるのだろう。

長らく低迷が続いていたオリオールズは、ショウォルター政権3年目、マチャドがメジャーデビューを果たした2012年にワイルドカードを獲得して15年ぶりのポストシーズン進出。その後、2014年に地区優勝を果たし、2016年にワイルドカードを獲得して、5年間で3度ポストシーズンに進出した。若手有望株の着実な成長により再建期間が終わりを迎えつつあるパドレスがショウォルターを監督に迎え、勝負モードに舵を切る可能性はゼロではないのかもしれない。マチャドの希望が実現するのか、今後の動向に注目だ。

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