落合博満が阪神監督のオファーを「受ける可能性がある」。今シーズンの戦いぶりを総括

MBSほかで10月9日放送の「戦え!スポーツ内閣」(水曜午後11:56)は、野球評論家の落合博満氏をゲストに迎え、「新内閣発足!落合総理降臨!タブーなし!忖度なし!で矢野阪神に物申す!」をテーマに、ペナントレースを終えた矢野燿大監督率いるプロ野球・阪神タイガースの戦いぶりを総括する。

番組の冒頭、大の阪神ファンとして知られるゲストの千秋が「ずっと聞きたいことがあった」と落合氏に切り出し、「去年、矢野燿大監督が就任する前に、落合さんが阪神の監督に就任するっていううわさがファンの間であったんですが、本当ですか?」と直球質問。落合氏は「ありません」と即答するが、千秋が「もし将来、阪神から監督就任の打診があったら、どういう答えを出してくれるんですか?」と食い下がると、落合氏は「『野球で優勝させてくれればそれでいい』って言うのであれば(オファーを)受ける可能性はある」と発言。議長の武井壮も驚きの雄たけびを上げ、千秋も「すごい! 聞きました?」と大喜び。

今シーズンの阪神は、夏場から借金生活を送るも、ラスト6試合を6連勝で駆け抜け貯金1。3位に滑り込み、クライマックスシリーズへの挑戦権を獲得した。長官のブラックマヨネーズ・小杉竜一から、就任1年目のペナントレースを終えた矢野監督について「100点満点でいえば何点ですか?」と問われた落合氏は「0点ですよ」と激辛採点。千秋らが悲鳴を上げるなか、落合氏は「優勝(したチームの監督)以外は全部0点ですよ」とキッパリ。しかし、「ただ、(巨人に勝って)日本シリーズに出て優勝する(日本一になる)可能性を残したということを考えれば100点」とも語り、出演者一同は納得する。

また、阪神は開幕戦から大山悠輔選手を4番に据え戦ったが、8月11日の広島戦で6番に降格。8月30日の巨人戦ではスタメンからも外れた。頼れる4番が不在のチーム状況は、阪神ファンも気になるところだが、落合氏は「“4番大山”が、なぜああいうふうに烙印(らくいん)を押されてしまったのか。すべては福留と糸井ですよ」と解説。「彼ら(3番・糸井選手と5番・福留選手)が(4番・大山選手を)サポートしなきゃいけないものが、シーズン通してあの2人が働けなかった。だから4番に比重が来た。(3・4・5番は)セットで考えないといけない」。さらに、「来年誰を4番で使うかといえば、俺だったら大山を使うよ」と断言し、「今年の経験があるじゃない。(今年は)どれだけ周りからたたかれたんだ。跳ね返すものが彼にあるかどうか。(来年は)それを試せる良い1年になるんじゃないかなと思うよ」と大山選手に期待を寄せた。

そのほか落合氏は、今シーズン限りで阪神を退団する鳥谷敬選手についても言及。今シーズンのセ・パ両リーグのMVPも指名する。

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