台風19号 週末にかけて接近、上陸も

大型で猛烈な台風は9日午後3時、中心の気圧が915ヘクトパスカル、最大瞬間風速は75メートル(時速270キロ!)。小笠原諸島や沖縄の大東島地方では、猛烈なしけや大しけとなるため、12日(土)にかけてうねりを伴った高波に厳重な警戒が必要です。

台風は今後も北上を続け、非常に強い勢力を保ったまま、土日にかけて西・東日本に接近し、上陸するおそれがあります。全国的に暴風や警報級の大雨、大しけや猛烈なしけとなり、台風が接近する地域では台風15号や昨年の台風21号と同程度の暴風となるおそれもあるため、早めの備えが必要です。

なお、たとえ台風が陸上から離れて進んだ場合でも、広い範囲で強風となるため、高波や大雨に対して厳重に警戒が必要です。高潮にも注意して下さい。

気象予報士・高橋 和也

画像について:9日午後3時の台風19号の位置と進路予想。

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