<レスリング>男子フリースタイルの全日本チームが新潟・十日町で合宿スタート

 先月の世界選手権(カザフスタン)の代表選手とU23世界選手権(10月28~11月3日、ハンガリー・ブダペスト)の代表選手を含めた男子フリースタイルの全日本チームが10月8日、新潟・十日町市の桜花レスリング道場で合宿を開始。9日午前には“金メダル坂”でのランニングなど体力つくりで汗を流し、次の闘いへ向けてのスタートを切った。

 男子フリースタイルは65kg級と74kg級の2階級でオリンピック出場枠を取ったものの、代表に内定した選手はおらず、だれにでもオリンピック出場のチャンスがある状況。井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)は「12月の全日本選手権へ向けて、闘いはスタートしている」と話した。

 2017年に6位、昨年は5位だった世界選手権の国別対抗得点が、今年は10位と後退してしまったことも、同委員長の発奮材料。厳しさを求める。

 今回は11日までと短いが、19日から25日に東京・味の素トレーニングセンターでU23世界選手権代表を中心とした合宿が予定されている。シニアの世界選手権代表にも参加を呼びかけ、世界選手権で見つかった課題に取り組む予定。

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