メバルの陸上養殖開始 放生津小で受け入れ式

メバルを水槽に入れる児童ら

 海水魚メバルの陸上養殖を通して命の大切さや水産資源の貴重さを学ぶ取り組み「陸養プロジェクト」の魚の受け入れ式が9日、射水市放生津小学校で行われ、5年生33人が決意を表明した。

 川田和子校長が「プロジェクトをやり抜いてほしい」とあいさつ。児童代表の八ツ橋漁太君と若林里咲さん、野上永愛さんが「皆で協力してお世話したい」と述べた。NPO法人日本養殖振興会(埼玉)の齊藤浩一代表理事と菅原剛史市学校教育課長、児童代表が水槽に体長6、7センチのメバルの稚魚計10匹を入れた。齊藤代表理事による飼育方法などの指導もあった。

 プロジェクトは射水市と市教委、北日本新聞社でつくる実行委員会が主催し、日本財団「海と日本プロジェクト」と同振興会が共催する。同様の取り組みは放生津小を含む全国の7校で行われる。放生津小でのプロジェクトは昨年に続き2回目。

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