「長崎をもっと素敵な街にするプロジェクト」始動 第1回は乳がんテーマ 11月2日

「長崎をもっと素敵な街にするプロジェクト」第1回記念大会のチラシ

 宮崎温仙堂商店(諫早市)や十八銀行系のシンクタンク、長崎経済研究所などでつくる実行委が、「長崎をもっと素敵(すてき)な街にするプロジェクト」を始動させる。長崎の諸課題を考えるイベントを展開していく計画。第1回記念大会として、県内で検診受診率が低く死亡率が高い乳がんに関する啓発イベントを来月、長崎市で開く。
 実行委にはほかに社会医療法人春回会、NPO法人ピンクリボン長崎が参画。今後、健康問題に限らず幅広いテーマを取り上げる。
 記念大会は11月2日午後2時から、長崎市茂里町の長崎ブリックホール国際会議場で。第1部は春回会クリニック・健診センター(同市)の土居香美医師が「乳がんと検診について学ぼう!」と題し講演。フリースタイルスキー・モーグル元日本代表の上村愛子さんがゲストとして参加。第2部はシンガー・ソングライター中嶋ユキノさんらのライブ。入場無料。
 人口動態統計などの調査によると、本県の40歳以上女性の乳がん検診受診率は2016年、24.7%と都道府県別でワースト2位。乳がん死亡率は15年、人口10万人当たり13.1人で同ワースト3位。宮崎温仙堂商店の宮崎到社長は「長崎の課題の一つとして、乳がんを考えるきっかけになれば」と話している。
 記念大会はファクスなどで事前に申し込む。先着順で定員になり次第締め切り(定員に達しない場合は当日参加可能)。問い合わせは宮崎温仙堂商店内の実行委事務局(電0957.22.3350、ファクス0957.27.0820)。

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