SixTONESの新曲『RAM-PAM-PAM』のパンツチラ見せ過激パフォーマンスはあり?なし?

10月4日放送の『ザ少年倶楽部(NHK BSプレミアム)』で、SixTONES(ストーンズ)が披露した楽曲『RAM-PAM-PAM』が物議をかもしだした。

SixTONESは、2020年にCDデビューする予定の人気ジャニーズJr.。YoutubeのジャニーズJr.チャンネルで、初のMV『JAPONICA STYLE』が再生回数1000万回を突破。日本人初のYoutubeプロモーションアーティストプロモにも選ばれた。ジャニーズアイランドの滝沢社長は、将来は北米に進出したいと話している。

『RAM-PAM-PAM』の何が問題?

今回披露した『RAM-PAM-PAM』は、今年9月に日生劇場で上演した『少年たち To be!』のショータイムで歌った新曲だ。問題になったのは、『RAM-PAM-PAM』と歌いながら腰を振り、ズボンにかけた手を下にずらしてインナーのパンツを何度も見せる振り付け。カメラワークのせいかもしれないが、特にジェシー、松村北斗、森本慎太郎、高地優吾は手の動きが大きく露出が目立った。パンツと言っても、ウエストベルトにSixTONESの文字が入った赤いパンツは全員同じで、衣装の一部として用意された“見せパン”だが。

『ザ少年倶楽部』のパフォーマンスの後、TwitterではSixTONESとパンツがセットでトレンドワードに。ファンは「パンツやばい!」「NHKなのに、このパフォーマンス大丈夫?」「一般視聴者に下品とか言われないかなと驚いたり心配したりする声があった。

SixTONESは、一般の人が持つジャニーズのイメージ、キラキラの王子様、スイートな貴公子、親しみやすい友達系とは違う。初期のKAT-TUNのようなキレイめなワイルド&セクシーの要素はジャニーズにもあるが、「ズボンをずらしてあえてパンツを見せる振り付け」は、ジャニーズでなくても前代未聞。賛否両論あるのは当然と言えるだろう。

「パンツを見せなくても勝負できるのに」と否定派

「ジャニーズに過度なセックスアピールは求めていない」「これからデビューなのに、安売りしない方がいい」「あの振り付けがなくても十分勝負できるのに、わざわざギリギリのことをしなくても

というのが否定的な人たちの声だ。「親は酷評していた」と、家族と見ていれば親の目を気にするのは当然か。

一方肯定派は「振り付けも楽曲の一部」「彼らがやりたい音楽をやりたいようにやってほしい」「ヌードの芸術作品をいやらしいと思わないのと同じ」「パンツだけじゃなくて曲のかっこよさも見てほしい」と、振り付けを含めた楽曲やパフォーマンスに大満足で、何度もリピート視聴したり、興奮冷めやらぬ様子だった。

ファンは楽曲のカッコよさに大満足

メンバー全員がジャニーズ事務所に入所して10年以上、その間に様々な喜怒哀楽を経験し、厳しい試練、砂を噛むような思いをしながらパフォーマンスを磨き上げ、晴れてデビューできる時機を待っていただろうSixTONES。その姿を見てきたファンは精神力が鍛えられ、肝の据わった人が多いのかもしれない。

多くの人に愛されてほしいから誤解されるのは心配でも、「常にワクワクドキドキさせられて、これからも楽しみ」「話題になって知らない人にも注目されただけでもいいのかも」「あのパンツをグッズで売って欲しい」と、好意的、前向きに受け止める人は少なくなかった。

『RAM-PAM-PAM』は、作詞が多国籍に暮らしたラッパー・ソングライターのONIGASHIMA(WHITE JAMのGASHIMA)、作曲はフィリピンとスコットランドの血筋を受け継ぐ英国在住のアーティスト、Mark Angelsで、日本国内にとどまらずグローバルな視点でつくられた曲と解釈できる。印象が強烈で、何か引っかかりがあり、もう一度見たいと思わずにいられない中毒性がある曲だ。

パフォーマンスは大胆不敵でも、実は礼儀正しい好青年で仲間の絆が強いと言う声も聞こえてくるSixTONES。それもアイドルを続けていく上で大切な武器だ。アイドルとは、ジャニーズは、日本人は、そういった枠から飛び出し、幅広いフィールドでのびのびと活躍するアーティストに飛躍してほしい。

〈ライター/佐藤ジェニ―〉

© 株式会社ドットレンド