フジバカマで京の通り彩る 11日から祭 源氏物語にゆかり

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フジバカマが咲き誇る境内(京都市中京区・革堂行願寺)

 秋の七草の一つで、源氏物語や万葉集にも登場するフジバカマで街を彩る催し「藤袴(ふじばかま)祭」が11日から、京都市上京・中京両区の寺町通一帯(今出川通と二条通の間)の道路や寺社で始まる。薄紫色のかれんな花々が咲き誇り、町歩きを楽しめる。
 フジバカマはキク科の多年草で、環境省が準絶滅危惧種に指定している。育成に取り組む「源氏藤袴会」が地域の人に身近に感じてほしいと、2017年から祭りを催すようになった。
 拠点の革堂行願寺(中京区)には、最も多い400鉢が並び、甘い香りを漂わせている。そのほか、寺町の歩道や、下御霊神社、紫式部ゆかりの廬山寺(上京区)などに計約1100鉢が並ぶ。行願寺では、13、14日に茶会も催される(有料)。各寺などを巡るスタンプラリーも行う。
 同会の馬場備子代表(77)は「フジバカマには多くのチョウが集まり、都会でも自然のオアシスになる。平安時代に貴族がめでた花を多くの人に知ってもらいたい」と願いを込める。14日まで。台風19号が接近しているが、行願寺の茶会など室内の催しは荒天でも開催を予定している。入場無料。