エルニーニョ監視速報 大きな変化なし 冬にかけて平常続く見通し

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 気象庁は10日、エルニーニョ監視速報を発表した。エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない、平常の状態となっている。今後、冬にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高い。

海洋・大気 平常の状態

 9月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は-0.3℃で、基準値に近い値だった。海洋と大気の状態は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない、平常の状態となっていることを示している。なお、太平洋赤道域の海面水温は、西部で平年より高く、東部で平年並みだった。

エルニーニョ/ラニーニャ現象の経過と予測(気象庁HPより)

平常の状態続く

エルニーニョ/ラニーニャ現象の発生確率(気象庁HPより)

 太平洋赤道域では、海洋表層の水温の平年からの隔たりが小さいため、東部の海面水温は今後しばらく平年並みで推移すると考えられる。エルニーニョ予測モデルも、今後、冬にかけてエルニーニョ監視海域の海面水温が、基準値に近い値で推移すると予測している。以上のことから、今後、冬にかけてはエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない、平常の状態が続く可能性が高い。

エルニーニョ/ラニーニャ現象とは

 エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のこと。逆に、同じ海域で海面水温が、平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれる。ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられている。