滋賀は「西武王国」発祥の地 グループ企業今も湖国に 一代で西武築いた創業者

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【資料写真】堤康次郎氏

 滋賀県は西武グループ創業者の故堤康次郎氏の出身地で、近江鉄道などグループ企業もあり、ゆかりが深い。

 1989年、136メートルの高さを誇り滋賀のランドマークとも言える大津市のびわ湖大津プリンスホテルが開業。総工費約200億円という一大プロジェクトの背景には、ホテル事業を含む西武グループの創業者、堤康次郎氏の存在があった。バブル期に「世界一の富豪」と呼ばれた息子の堤義明・西武鉄道会長(当時)は開業時の会見で「滋賀は西武発祥の地。地元の人に喜ばれるものを残したかった」と並々ならぬ思いを語った。
 「西武王国」創業者の康次郎氏は、滋賀県愛荘町に生まれ、4歳で父が病死。母とも生き別れたが、10代で商売に目覚め、東京に移り、裸一貫でぶつかるビジネススタイルで財を築き、1938年に衆議院議員に初当選。衆院議長などを務めた。
 大津市歴史博物館前には、大津の基盤整備に貢献したとして、大津市初の名誉市民でもあった康次郎氏の高さ2メートルの銅像がある。