【MLB】地区Sでドジャース倒したナ軍ストラスバーグ 移籍なら「エンゼルスはターゲットにするべき」

ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ【写真:Getty Images】

オプトアウトするならば…エンゼルスなど5球団の名前上がる

 ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手は10日(日本時間11日)、地区シリーズ第5戦に先発。6回7奪三振3失点で降板したが、その後チームは逆転。延長10回を戦い7-3で勝ち、38年ぶり2度目のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。そんな記念の登板を終えたばかりのストラスバーグだが、早くもシーズンオフに注目が集まっている。

 MLB公式サイトは「ストラスバーグがオプトアウトを行使するなら、彼によく合う5つのチーム」と記事を掲載している。ストラスバーグは4年総額1億ドル(約107億円)が残るナショナルズとの契約に対して、今オフにオプトアウト(契約破棄)を行使するかは明言してない。しかし、上級の先発投手の市場を考えると、「十分ありえること」と同サイトは指摘する。

 オプトアウトを行使すればナショナルズと現在の契約内容の見直しができるだけでなく、その他の選択肢を見ることもできる。残りの4年間は1年平均で2500万ドル(約26億6850万円)がもらえることとなっているが、それはジャスティン・バーランダー、ザック・グリンキー、デビッド・プライス、クレイトン・カーショー、マックス・シャーザーらの年間3000万ドル(約32憶2300万円)の契約より低いものだという。

 今年のオフシーズンの目玉はアストロズのゲリット・コールとなるだろう。同サイトは他にもマディソン・バムガーナー、柳賢振、ザック・ウィーラーなどが市場に含まれるとしながらも、ストラスバーグは2番手となるかもしれないと言及している。

 そんな同サイトが「再建に貢献できるだろう」と“おすすめ”している他球団は、パドレス、エンゼルス、フィリーズ、ホワイトソックス、ジャイアンツの5球団とし、その理由も以下のように挙げている。

○ナショナルズ
なぜ必要か:ストラスバーグは球団の礎石であり、代わりは簡単には見つけられない。

○パドレス
なぜ必要か:球団には若い投手ばかりなので、馬車馬のように働くエースが必要だ。

○エンゼルス
なぜ必要か:今季、エンゼルスの先発投手陣は防御率5.64で、これはメジャー30チームの中で2番目に高い数字だった。先発ローテーションを大きく改善しなければ、この世代のベストプレーヤーであるマイク・トラウトを無駄にすることになる。

 ゲリット・コールはエンゼルスの本拠地アナハイムがあるカリフォルニア州のオレンジカウンティで育ち、家を所有しているというが、出来ることなら、コールとストラスバーグの両者を獲得ターゲットにするべきだ。

 またアルバート・プホルスの契約は2021年までで、球団は大きな動きができる状態になると指摘している。

○フィリーズ
なぜ必要か:打者と救援投手も必要だが、先発投手陣は防御率4.64で、大きな改善が必要である。

○ホワイトソックス
なぜ必要か:経験の浅い若手選手ばかりなので、彼らには、経験豊富な選手が必要だ。(Full-Count編集部)

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