現役引退のシュヴァインシュタイガー、印象的な「バイエルンのユニフォーム」5選

MLS(メジャーリーグサッカー)のシカゴ・ファイヤーに所属するバスティアン・シュヴァインシュタイガーは8日、今季限りでの現役引退を表明した。

シュヴァインシュタイガーといえば、クラブチームではバイエルン・ミュンヘンでのプレーがやはり印象深い。そこで、5つのユニフォーム姿でそのバイエルン時代を簡単に振り返ってみたい。

Bayern München 2002-03 adidas Home

シュヴァインシュタイガーがトップチームでデビューを飾った2002-03シーズン。ホームキットは赤というよりも臙脂をメインに、肩から袖にかけてダークグレーで彩るデザイン。歴代キットの中でも異色のカラーコンビネーションとなった。

このキット自体は01-02シーズンからの継続使用だが、胸スポンサーは01-02シーズンまでは「OPEL」のロゴを掲出し、この02-03シーズンより新たに「T Mobile(ドイツテレコム)」へと変わった。

Bayern München 2005-06 adidas Home

2005-06シーズン、シュヴァインシュタイガーはブンデスリーガで30試合に出場。チームの2冠(リーグ、ドイツ杯)獲得に貢献した。

ユニフォームはほとんど赤一色のデザインで、コンプリートルックはご覧のようにクラシックな雰囲気。adidasのトレードマークであるスリーラインは入らない。また、襟が付いたシャツにはちょっとした気品を感じる。エンブレムは98-00カップ戦モデルと同様の盾形を採用となった。

Bayern München 2007-09 adidas Home

07-08シーズンは公式戦46試合、08-09シーズンは44試合に出場したシュヴァインシュタイガー。07-08シーズンはリーグとカップの2冠達成に貢献した。

ユニフォームは07-08、08-09の2シーズンで使用。赤白交互の水平ストライプ柄は初登場で、それまで“有りそうで無かった”デザインだった。なお、07-08シーズンに20回目のリーグ制覇を成し遂げたため、翌08-09シーズンのエンブレム上には星が1個増えて4個となった。

Bayern München 2011-13 adidas Home

2011-12シーズンはリーグ、ドイツ杯の両方とも香川真司を擁したボルシア・ドルトムントの後塵を拝したが、12-13シーズンはリーグ、カップ、CLを制覇して3冠を達成する。11-12シーズンは宇佐美貴史(ガンバ大阪)とチームメートの関係にあった。

ユニフォームはシャツからソックスまで、赤を基調にスリーストライプスや各部差し色を金で彩る。ネームナンバーも金を配し、気品漂うデザインが人気の一着だった。なお、優勝した12-13シーズンのCL決勝戦では翌13-14シーズンのキットを一足早く着用したため、この11-13モデルは準決勝までの使用となった。

Bayern München 2014-15 adidas Home

1998年のユース入団以来バイエルン一筋だったシュヴァインシュタイガーだが、2014-15シーズン終了後にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定。在籍ラストシーズンは公式戦28試合5得点という成績を残した。

バイエルン在籍最後のホームキットは、非常にクラシカルな色合いが復活。この赤と青の垂直ストライプは80年代、90年代のホームキットでも使用。とくに96-98シーズンはローター・マテウスやユルゲン・クリンスマンといったスター選手が在籍していたこともあり、強さ・華やかさを象徴するカラーだ。

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