「究極の血抜き・津本式」は誰にでも出来る、魚という食文化の革命だった! 魚の食としてのポテンシャルは跳ね上がる!

ウナギの半生寿司。「どうしても生って、なかなか食べられないから食べてほしい」とは津本さん。食べたスタッフによると「意外ですが、ウナギです。ウナギの味がずーっと続きます。不思議です。広がる脂といい、ちょっと新しかったです」(sushi bar にぎりて)

先日、津本式書籍化プロジェクトを開始するために、「究極の血抜き・津本式」を提唱する津本光弘さんご本人に東京に来ていただき、記者は津本式の簡単なレクチャーを受けることになりました。津本式とは、魚屋に勤める、津本光弘さんが開発した魚の仕立て方のこと。この締め方、仕立て方で処理した津本さんの送り出す魚は、超・長期熟成に耐えうる食材に変化します。鮮度が命、鮮度こそが魚の味だった。そんな時代がもしかして終わるのかもしれない。そんな予感さえする、理論と技術。そして、熟成された魚の味……。

【Profile】津本光弘(つもと・みつひろ)

釣り人、料理人、魚屋などなど。現在大注目の魚の締め方「究極の血抜き・津本式」の開発者。現在は宮崎県の長谷川水産に勤めながら、自身の開発した「津本式」の研究、普及に勤める。

サバのお寿司。津本さんいわく「サバはコンディションにもよるけど、熟成5日目くらいが美味しいよ」こちらは西新宿の「sushi bar にぎりて」さんで食べられる津本式処理を行われて熟成させたもの。しめ鯖でないですよ! 生のお寿司ですよ! ちなみにやれば、1ヶ月くらい鮮魚のまま熟成させることも可能! サバでですよ!(処理法があります)

特に魚ともなると、方法次第では危険な「腐敗」と直結しますので、素人がやるべきではない分野だったと言えます。ところが、今回紹介する「究極の血抜き・津本式」の方法は比較的安全に、その分野に素人が足を踏み入れることが出来るエポックメイキングな理論と技術として開発者の津本光弘さんにより公開されました(現在

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