先日、津本式書籍化プロジェクトを開始するために、「究極の血抜き・津本式」を提唱する津本光弘さんご本人に東京に来ていただき、記者は津本式の簡単なレクチャーを受けることになりました。津本式とは、魚屋に勤める、津本光弘さんが開発した魚の仕立て方のこと。この締め方、仕立て方で処理した津本さんの送り出す魚は、超・長期熟成に耐えうる食材に変化します。鮮度が命、鮮度こそが魚の味だった。そんな時代がもしかして終わるのかもしれない。そんな予感さえする、理論と技術。そして、熟成された魚の味……。
【Profile】津本光弘(つもと・みつひろ)
釣り人、料理人、魚屋などなど。現在大注目の魚の締め方「究極の血抜き・津本式」の開発者。現在は宮崎県の長谷川水産に勤めながら、自身の開発した「津本式」の研究、普及に勤める。
特に魚ともなると、方法次第では危険な「腐敗」と直結しますので、素人がやるべきではない分野だったと言えます。ところが、今回紹介する「究極の血抜き・津本式」の方法は比較的安全に、その分野に素人が足を踏み入れることが出来るエポックメイキングな理論と技術として開発者の津本光弘さんにより公開されました(現在