福山道路、来月17日着工 国交省、瀬戸―赤坂間は事業化から18年

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 国土交通省は10日、国道2号バイパスの福山道路の事業化区間(福山市瀬戸町―同市赤坂町、3.3キロ)について11月17日に本体工事に着手すると発表した。2001年度の事業化から既に18年が経過している。東西の大動脈である国道2号の慢性的な渋滞解消や物流機能の強化を目指す。

 国と広島県、市は同日、瀬戸町の瀬戸小で起工式を開く。地元選出の国会議員や県議、物流など地元経済界の関係者たちが出席する。まず瀬戸町地頭分で高架橋の下部工事に入る。

 福山道路は笠岡市茂平と福山市赤坂町を結ぶ16.5キロ。国は01年度、西側の瀬戸町―赤坂町間の3.3キロを先行して事業化し、用地取得を進めてきた。本年度、福山道路関連で10億5300万円を予算化し、2億6千万円を初めて工事費に振り向けた。

 福山河川国道事務所によると、事業化区間の事業費は356億円を見込む。計画では西から赤坂、瀬戸、長和の三つのインターチェンジ(IC)を設け、福山市の沼隈方面と市中心部をつなぐ県整備の福山沼隈道路(草戸町―熊野町、4.5キロ)と長和ICで接続させる計画。完成時期は未定だが、国と県は両道路を同時期に開通させる方針。

 福山市と市議会、福山商工会議所のトップは17年3月、整備促進期成同盟会を発足。枝広直幹市長は「都市機能強化に不可欠な道路」と主張している。

 計画を巡っては、沿線の一部住民が「朝夕を除いて渋滞は発生していない。不要不急の道路で防災や社会保障に予算を回すべきだ」として計画撤回を求めている。(胡子洋)