Intel、AMDグラフィックス内蔵CPUをディスコンに

IntelとAMDはお互いにプロセッサメーカーのライバル関係にありますが、2年前、驚くべきことに2社があるチップセットの開発で協力するということがありました。IntelのCPUに、AMDのグラフィックスを搭載するというものです。

これはKaby Lake-Gというシリーズで知られていました。しかし、そんな2社協業のチップセットも、終わりを迎えます。

Intelは、Kaby Lake-Gの生産終了を公式にアナウンスしました。理由については述べていません。同社ページでは、これらのプロセッサのオーダーを受ける最終日を2020年1月31日としており、同年7月31日が最終出荷日となるとしています。

Kaby Lake-Gユーザーへのサポートに関しては、Intelは通常、発売後5年間のドライバーサポートなどを行うとしているため、残り3~3.5年ほどのサポートは得られる模様です。まあ、それだけの期間があれば多くの人は新しいPCにアップデートしているでしょうが。

2社の協業は面白い取り組みで、NVIDIAのノートPCへのグラフィックスに対するIntelとAMDの返答だったといえます。ユーザーに対しては、Intel内蔵GPUより強力なグラフィックス体験を提供しました。しかし、そんな実験もこれで終わりとなります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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