MotoGP日本GP:Moto3クラスに山中琉聖が参戦。最大2名のワイルドカード、國井か長谷川は辞退か

 10月18~20日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるMotoGP第16戦日本GPのMoto3クラスに、山中琉聖がワイルドカード参戦すると自身のSNSで明かした。

 山中は2015~2016年にアジア・タレント・カップ、2017~2018年はレッドブルMotoGPルーキーズカップと世界を舞台に戦ってきた17歳のライダー。2019年はエストレージャ・ガリシア・0,0のジュニアチームからCEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3クラスに参戦している。

 CEVのMoto3では、第6戦9レースを終えた現時点でランキング5位につけ、第2戦バレンシアのレース2で優勝、第6戦ヘレスのレース2で2位表彰台を獲得する活躍を見せている。

 さらに、今季のロードレース世界選手権Moto3クラスの開幕戦カタールGPに代役で出場しデビューを果たすと、第6戦イタリアGP、第7戦カタルーニャGPにもワイルドカード参戦。そして第16戦日本GPで参戦4戦目を迎えることとなる。

Moto3にワイルドカード参戦した山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)

 カタルーニャGPでは9位入賞を果たしており、山中はSNS上で「自分の母国のラウンドと言う事でとても楽しみです! 前回バルセロナGPでワイルドカード参戦した時は9位でした。その成績を越せるよう、全力で頑張りますので応援宜しく御願い致します!」と意気込んでいる。

 また、9月27日にはエストレージャ・ガリシア・0,0で、2020年ロードレース世界選手権Moto3クラスのシートを獲得したことも発表されている。

 日本GPのMoto3クラスには、國井勇輝と長谷川聖がワールドカード参戦することがすでに発表されている。しかし、FIM世界選手権グランプリ規則には、ワイルドカードは最大2名のエントリーができるという記述が存在するため、國井か長谷川いずれかのライダーは参戦を辞退する可能性が考えられる。

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