ボッタス、空力アップデートに「まずまず十分な一歩」を期待。鈴鹿のコーナー区間でタイム向上なるか

 メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1第17戦日本GPいn向けたアップグレードパッケージが、パフォーマンスの点で『まずまず十分な一歩』をチームにもたらすと考えている。

 各チームはリソースの使い道を2020年仕様のマシンに切り替えていくため、2019年の開発プログラムを縮小し始めている。しかしメルセデスは今週末の日本GPに向けて、主にマシンのサイドポッドを中心に、空力に関していくつかの変更を施した。

 日本GPを前にボッタスは、「僕たちは今週末、かなり堅固なアップデートパッケージを持ち込む」と語った。

「明日試してどう機能するか見ることになるけれど、理論上はパフォーマンスが向上するはずだ」

「実際にどれくらい機能するのか、それはこれから分かることだが、だいたい予測されている数値がある。アップグレードパッケージの点から言えば、これまでのところまずまず十分な一歩だ。そのうち分かるだろう」

 数字の上では、メルセデスはライバルのフェラーリより少なくとも14ポイント多く得点すれば、鈴鹿でコンストラクターズタイトルを確保する可能性がある。

 しかしながらボッタスは、サマーブレイク以降、フェラーリがメルセデスに比べてかなりのパフォーマンス向上を達成したことを考慮すると、チームがコンストラクターズタイトルを確保するのは挑戦になると考えている。

「このコースにはかなり多くのストレートがあり、そこではフェラーリに比べて僕たちは間違いなく不利になるだろう。彼らはそこでタイムを向上させるだろうね」

「でもコーナーの多いセクションもいくつかある。そこは僕たちの得意とするところだと分かっているし、アップグレードパッケージでさらにいっそうパフォーマンスを発揮できるよう願っているよ」

「予測するのはとても難しい。だから僕に言える唯一のことは、予選ではまたフェラーリがとても強いだろうけれど、決勝では僕たちが同じようなペースを出すだろうということだ」

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