朝白く夕方にほんのり赤色に「スイフヨウ」見頃 京都の寺、猛暑で1カ月遅れ

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見頃を迎えたスイフヨウ。時間帯によって花びらの色が変化していく(京都市山科区・大乗寺)

 朝は白く、夕方にかけてピンクや紅へと花の色が変わる「スイフヨウ(酔芙蓉)」が、京都市山科区の大乗寺で見頃を迎えた。柔らかな表情をした花々が、境内をかれんに彩っている。
 スイフヨウは早朝に咲いて夕方にしぼむ一日花で、色の変化を酒で赤みを帯びる姿になぞらえ、命名された。夏場の酷暑で例年より1カ月ほど開花が遅れ、9月末から咲き始めた。今月いっぱい楽しめるという。
 住職夫妻が1996年、主宰する詩吟の会のメンバーからスイフヨウの木を譲り受け、挿し木で増やした。やがて「酔芙蓉の寺」と呼ばれるようになり、一昨年と昨年はイノシシの被害にも遭ったが、周囲に柵を設けるなどし、現在は約1300本が茂っている。
 副住職の岡澤妙宣さん(87)は「見ていると心が和む花。色の変化を楽しんで」と話す。拝観無料。大乗寺075(591)5488。