【やまぐち深発見紀行】 No.163「大歳・地域の伝統受け継ぐ『大歳子ども太鼓』」

▲練習の成果を披露

 地元小学生の有志らで結成されている「大歳子ども太鼓」。元気で迫力のある和太鼓の演奏が、地域の行事に花を添える。

  

 大歳地域の祭りなどでは、小学生が揃いの衣装で和太鼓を懸命に打ち鳴らす姿が見られる。1987年に結成され、代々大歳小児童の有志によって30年以上受け継がれている「大歳子ども太鼓」だ。現在、15人の児童が所属し、月2回の練習に励み、依頼されれば老人ホームやイベントでも演奏している。

 
 2019年、結成時から長年指導を続けてきた重冨美沙緒さんの引退にともない、重冨さんの弟子、能美香織さんを指導者に迎えた。 

 
 リズムとともに、チームワークや思いやりを重んじる子どもたちが鳴らす音は、聴衆の心に響く。

© 株式会社サンデー山口