超高速の缶ビール詰め!なぜ吹きこぼれない?【動画あり】

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絶好調の缶ビール「一番搾り」を大量生産するキリンビール名古屋工場。できたてのビールをどうやって缶の中に詰めるのか?

工場に潜入すると、空のアルミ缶がうず高く積み上がっていた。まるで高層ビルが立ち並ぶ大都会のようである。出番がくると、約400個ずつパレットに乗って送り出されていく。この段階で上ぶたは付いていない。待ち構えていたのはメリーゴーラウンドのような巨大マシン。

動き出すと…目にも止まらぬスピード!回転が速すぎて何をやっているのか肉眼ではわからない。スーパースローカメラで確認すると、一つ一つの缶の上にビールを注ぐノズルがかぶさっていた。でも一気に注いで、なぜ泡が吹きこぼれないのか?

 答えは、壁を伝うように注ぐから。

ビールは缶の内側の壁を伝うように注ぐことで、吹きこぼれしにくくなるという。注ぎ口を映像で見ると、ビールは垂直ではなく放射線状に噴き出していた。確かにグラスに注ぐときも、グラスを傾けて伝うようにすると泡だらけになりにくい。これを“超高速”でやってのけるとは恐るべき技である。

 注ぎ終えると、ふたを取り付ける。これで完成かと思いきや、缶を逆さまにしてラインを流し漏れがないかチェック。さらにトンネルの中で漏れチェックパート2。温水のシャワーをかけて缶の中の圧力を高め、容量が減っていないか検査する。

ヒット商品の舞台裏は知恵と工夫が詰まっていた。   【工場fan編集局】