軍人広瀬武夫の手紙を公開

司馬遼太郎記念館

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巻物として表装されている手紙と封筒(左)=11日、大阪府東大阪市の司馬遼太郎記念館

 司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」に登場し、日露戦争で戦死した軍人広瀬武夫が死の直前に幼なじみに宛てた手紙を司馬遼太郎記念館(大阪府東大阪市)が入手し、報道陣に11日公開した。

 84年前に京都市の新聞2紙が存在を報じて以降、詳しい所在は分かっていなかった。

 広瀬は、開戦直後に中国の旅順港で、ロシア艦隊に対する海上封鎖(旅順口閉塞作戦)に参加。行方不明の部下を捜索中に戦死し「軍神」として太平洋戦争敗戦まで崇拝された。

 手紙は京都・東寺の僧松永昇道宛てで、戦死する20日前の1904年3月7日に戦艦「朝日」上で、毛筆で書かれた。