ヤマハ、YZF-R6レースベース車の2020年モデルを受注生産で発売

 ヤマハ発動機は10月11日、ロードレース競技・サーキット走行専用モデルのYZF-R6レースベース車を受注生産で発売すると発表した。

 YZF-R6のレースベース車は、YZF-R6欧州仕様の2020年モデルをベースにレースおよびサーキット用に配慮されたモデルとなる。電子制御では、トラクション・コントロール・システム(TCS)やクイック・シフト・システム(QSS)を標準で装備。また、上位モデルのYZF-R1レースベース車と同型のフロントサスペンション、フロントブレーキなどが採用されている。

YZF-R6レースベース車 2020年モデル 左フロント
YZF-R6レースベース車 2020年モデル 右サイド
YZF-R6レースベース車 2020年モデル 左サイド

 メーカー希望小売価格は121万円(税込み)で、カラーはマットダークグレーメタリック6のみ。また、 購入特典として、サーキット走行専用部品のワイヤーハーネスセットとECU(F.I.マッチングソフトウェア含む)が付属する。

 予約は、第1次が2019年10月11~31日までで、2020年3月1日から順次納品される。第2次は2019年11月1~29日で、納品は2020年5月上旬から順次行われる。予約窓口は全国のヤマハオンロードコンペティションモデル正規取扱店となっている。

 なお、このYZF-R6はサーキット専用モデルには、フラッシャー、ヘッドランプ、テールランプ等の灯火器類が装備された状態で出荷されるが、ナンバープレートの取得はできず、公道での走行は一切できない。

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