今、サッカー界で“勢い”がある5つの名前(姓)を選んでみた

サッカーはプレー人口が多いスポーツということもあって同じ名前を持つ選手も多く、混乱する場面も多い。

ということで今回は、サッカー界において特に近年、活躍する選手が多い名前(姓)を選んでみた。

シウヴァ姓

ポルトガル語圏に多い名字、シウヴァはラテン語で「森」を意味する単語である。

ポルトガルではベルナルド・シウヴァ(画像)、ブラジルではチアゴ・シウヴァが共に同国代表の選手であり、馴染み深い。また発音は違うが、スペインのダビド・シルバも同じ名前の選手の一人だ。

余談だが、格闘技にも日本で活躍したことでも有名なヴァンダレイ・シウヴァがおり、スポーツ界でのブラジル人の存在感を際立たせている名前の一つである。

デンベレ姓

アフリカ系に多い名前、デンベレ。特にマリを中心に西アフリカに多く、それらの地域にルーツを持つ選手は多い。

元トッテナムでベルギー人のムサのイメージが強いデンベレだったが、同姓同名のリヨンのムサ、バルセロナのウスマヌ(写真)、また13歳当時、U20のカテゴリでプレーしたことで話題となったセルティックの神童、カラモコなど、若く才能あるデンベレが多く台頭してきている。

今のサッカー界で最も旬の名前と言えるかもしれない。

ゴメス姓

中南米を始めとするラテン系の国に多い名前、ゴメス。そのこともあって野球選手に非常に多い名前でもある。

もちろんサッカー界でもリヴァプールのジョー(写真)やアタランタのアレハンドロ、バレンシアのマクシなど多くのゴメスが活躍している。さらにそれぞれ国籍もバラバラであり、世界的に浸透している名前と言えるだろう。

ジョー・ゴメスはイングランド、またスペイン人の父を持つマリオ・ゴメスはドイツ国籍だ。

トラオレ姓

同じくマリ、そしてその周辺の西アフリカ諸国に多く存在する名前がトラオレだ。

かねてからサッカー界隈ではよく聞く名前であり、かつてのリヴァプールのレジェンド、ジミ・トラオレなどは記憶に新しい。現在でも元バルサとして有名なアダマ(画像)やリヨンの10番、ベルトランらを始め、多くのトラオレが活躍している。

やはりアフリカ系ということもあって、共通して言えるのは一様に身体能力の高いということだ。

デ・ヨング姓

オランダ人には特徴的な名前が多く、「ファン」や「デ」といった前置詞や冠詞が名前につくことが多い。

サッカー界のオランダ人選手も同じような名前を持っており、中でも「デ・ヨング」の名前を持つ選手は多い。今季からバルセロナでプレーしているフレンキー(画像)を筆頭に、シーム&ルーク兄弟、また殺人タックルで有名なナイジェル・デ・ヨングなどが代表として挙げられる。

ちなみにデ・ヨングは直訳すると「若者」という意味になる。

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