穴開きパンツで失格!フランスのチャレンジャー大会で起きた大珍事

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写真は「Glasgow Trophy」でのBernabe Zapata Miralles

先日フランスで行われたATPツアー下部大会「ムイユロン・チャレンジャー」1回戦で、世界ランキング232位のBernabe Zapata Miralles(スペイン)が、実に珍しい理由で失格となった。その理由とは何と“ショートパンツに開いた穴”だった、とTennis World USAが伝えている。

スティーブン・ディエズ(カナダ)と対戦した1回戦、Zapata Mirallesは第1セットを落として2-6、1-4とリードされ、相手のサービスゲームという局面で、主審が試合を止めた。主審が気づいたのは、Mirallesのショートパンツに開いた穴だった。どうやらコートチェンジの際に、第2セットの第5ゲームをブレークされたことに苛立ったZapata Mirallesが、怒りを押さえきれずショートパンツを破いてしまったようだ。

主審は「君のショートパンツには大きな穴が開いている。そのままプレーを続けることはできない」と警告した。ちなみに、破れていたのは、股のきわどい場所。Zapata Mirallesは着替えを探したが、本人も帯同したコーチも替えのショートパンツを持っておらず、彼は着替えを用意することができなかった。対戦者であるディエズも、ことの顛末を見守るのみでZapata Mirallesを助けようとはしなかったと、テニスウェブメディアのTennis Lifeは伝えている。最後にはスーパーバイザーが「ドレスコード違反」と判断し、Mirallesは失格となった。

ATPの定めるコードバイオレーションの中には「服装と用具」と題した項目があり、「すべての選手はプロ選手としてふさわしい服装でプレーしなくてはならない。清潔でテニスウェアとしてふさわしい、ATPの許可する服装を身に着けなくてはならない。これに違反する選手は、主審かスーパーバイザーによって、直ちに服装または用具の変更を命ぜられる。従わない場合には即時失格となる」と記述されている。

穴が開いたウェアが違反という記載はなく、どの程度の穴であれば許されたのか定かではないが、今回は穴の大きさと、その場所が悪かったようだ。Zapata Mirallesは、棄権することでこの違反による罰金を避けることができるかスーパーバイザーに尋ねたが、その要望は通らなかったとのこと。

現在22歳のZapata Mirallesは、ITFのフューチャーズトーナメントでシングルス8タイトル、ダブルス1タイトルを獲得しており、今季は主にヨーロッパでのチャレンジャー大会に出場。これまでのところ2大会で準決勝まで進んでいる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Glasgow Trophy」でのBernabe Zapata Miralles
(Photo by Mark Runnacles/Getty Images for LTA)