高校生平和大使 ノーベル賞ならず 「これからも活動続ける」

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ノーベル平和賞の発表後、今後の抱負などを話す高校生平和大使のメンバー=長崎市筑後町、ホテルセントヒル長崎

 昨年に続きノーベル平和賞に推薦されていた「高校生平和大使」の受賞はならなかった。11日、長崎市内で発表のインターネット中継を見ていた高校生たちは「これからも活動を続ける」と前を向いた。
 過去と現在の平和大使のほか、支援者ら約30人が長崎市筑後町のホテルセントヒル長崎に集合。午後6時ごろ、今年の受賞者がエチオピア首相と発表されると、残念そうな表情を浮かべる高校生もいた。
 今年3月にノルウェー・オスロのノーベル賞委員会を訪問した活水高2年の山口雪乃さん(16)は「核兵器をなくすまでこつこつと活動を続けていきたい」と話した。2年前の平和大使で長崎大多文化社会学部1年の藤田裕佳さん(20)は「今回は残念だったが、いつか必ず受賞できると思う」と後輩たちを励ました。
 平和大使派遣委員会の平野伸人共同代表は「候補に挙がったことを誇りに思う。世界的な認知度は進んでいる。今後も頑張りたい」と希望をつないだ。
 平和大使は1998年発足。核兵器廃絶を求める署名を毎年、国連機関に提出しており、届けた署名は累計200万筆を超えた。今年は国会議員43人の推薦で平和賞候補に入っていた。