窓が落下、女児骨折 大村の小学校、外で清掃中

 大村市教委は10日、市内の市立小学校で9日、校舎1階の窓がサッシごと外れ、外にいた小4女児に当たり約1カ月のけがをしたと発表した。老朽化が原因とみられるという。

 大村市教委によると、9日午後2時20分ごろ、1階女子トイレを清掃していた児童が換気のため窓を開けた際、窓(縦約64センチ、横約90センチ)がアルミ製のサッシごと外れ、約1.5メートルの高さから落下。外の手洗い場で清掃していた女児の背中に当たった。女児は背骨の一部を骨折した。

 校舎は築約50年。大村市教委によると、落下した窓は部品の一部がさびるなど老朽化し、開閉しにくい状態だった。ほかの学校にも老朽化した窓があり、当面開閉禁止などの措置を取る。大村市教委は市内全小中学校21校に緊急点検するよう指示した。

 吉村武史教育次長は「学校でこのような事故が発生し、児童がけがを負ったのは申し訳ない。必要な部分は今後改修していく」と謝罪した。

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