メルセデス、予選中止の事態にも備え、FP2でワンツー形成。最速ボッタス「ショート&ロングラン両方で好感触」:F1日本GP金曜

 2019年F1日本GPの金曜、メルセデスのバルテリ・ボッタスはフリー走行1=1番手/2=1番手だった。FP1では1分28秒731、FP2では1分27秒785を、それぞれソフトタイヤでマークした。

 台風の影響で予選が日曜午前に延期されたが、その時点でコンディションが整っていなければ、FP2のリザルトをもとにグリッドが形成されることが決まっている。メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、それを考慮し、FP2では通常よりパワーユニット(PU/エンジン)の出力を上げ、燃料を軽くして、それなりのタイムを出すことを目指したと語っている。

 FP2でボッタスはトップ、チームメイトのルイス・ハミルトンは2番手だったため、もし日曜予選がキャンセルされた場合は、メルセデスの2台がフロントロウから決勝をスタートすることになる。

2019年F1第17戦日本GP金曜 バルテリ・ボッタス(メルセデスF1 W10)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス フリー走行1=1番手/2=1番手
 僕らにとってはすごくポジティブな一日だった。いつもながら、このトラックをF1マシンで走るのは本当に楽しい。

 全体的にマシンにはとても満足している。走り始めからいい感じだった。少し調整すればマシンバランスをさらに改善することができると思うが、全体的にショートランでもロングランでも感触は良かった。

 今日は土曜日のタイヤをいくつか使用した。最後までドライコンディションだったので、たくさん周回できてよかった。

 日曜日は予選、決勝とも接戦になるはずだから、プッシュし続けていく必要がある。土曜は予期せぬオフとなったが、チームとの仕事で忙しくなるだろう。データをしっかり見て、そこから最大限引き出すことを目指す。

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