<レスリング>2020年のランキング大会は1月の「マテオ・ペリコーネン国際大会」と6月の「ポーランド国際大会」

東京オリンピックのシード権争いのスタートだった2019年世界選手権(開会式)

 世界レスリング連盟(UWW)は10月10日、公式ウェブサイト上で2020年のランキング大会に1月15~18日にイタリア・ローマで行われる「マテオ・ペリコーネン国際大会」と6月15~18日にポーランド・ワルシャワで行われる「ポーランド国際大会(※)」を決め、発表した。ともに男子両スタイルと女子の3スタイルが行われる。

 2020年のランキングは、2019年世界選手権と2020年の大陸選手権、前記2つのランキング大会でのポイントの合計で決まる。最終的な上位4選手が東京オリンピック(各階級16選手出場)のシード選手となる。各大会のポイント数は発表されていない。

 3月の各大陸のオリンピック予選(アフリカとオセアニアは2大陸でひとつ。アジア予選は3月27~29日に中国・西安で実施)と4月30日~5月3日の世界予選(ブルガリア)は、2019年世界選手権と2020年1月の第1回ランキング大会、2~3月の大陸選手権のポイントにより、出場枠を獲得している選手(国)を除いた上位2選手にシード権を与えて実施される。

 したがって、1月にイタリアで行われるランキング大会と2月のアジア選手権(インド予定)に出場して好成績を残せば、アジア予選ではシード選手になることができる。

※ポーランド国際大会=男子グレコローマンは「ピトラシンスキ国際大会」、男子フリースタイルは「ジオルコウスキ国際大会」、女子は「ポーランド女子国際大会」。以前は別々に行われていたが、現在は3スタイル同時に行われている。

 【お詫び】
 9月9日掲載の「東京オリンピックへ向けてのランキング&シード・システム決まる」の記事中、「オリンピック予選も上位2選手(出場枠獲得選手)にランキングのポイントが授与される」とあるのは誤訳でした。お詫びするとともに訂正します。  その時のUWW記事には、「シード選手になるためには、最低2大会(のランキングの対象大会)に出場していることが条件」とありますが、今回のUWW記事には、その記述はありません。

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