崖っぷちの西武はパCS第4戦に本田が先発 CS初マウンドに「思いをぶつける」

CS第4戦に先発予定の西武・本田圭佑【写真:荒川祐史】

昨年の同時期は宮崎のフェニックスリーグに参加していた

■西武 – ソフトバンク(CS・13日・メットライフ)

 西武の本田圭佑投手が13日に本拠地で行われるソフトバンクとの「パーソル クライマックスシリーズ(CS) パ」ファイナルステージ第4戦に先発する。3連敗を喫し、敗れれば日本シリーズへの道が断たれる大一番のマウンドは、CS初登板となる4年目右腕に託された。

 今シーズンの本田は4月にプロ初勝利を挙げると、16試合に登板して6勝(6敗)をマークするなど飛躍の1年を過ごした。昨年の同時期には宮崎で行われているフェニックスリーグで汗を流していたという右腕は「チームは去年も1位で(CSに)勝てなくて、悔しい思いをした。自分自身はその舞台にも立てなかった悔しさもある。その思いをぶつけたい」とプロ4年目で初めて臨むCSの舞台を前に、強い意気込みを口にしていた。

 先発は9月23日の楽天戦以来。今月3日の紅白戦に登板した後は、小野投手コーチの提案でブルペンでの投球数を増やし調整を行ってきた。「試合勘は維持できている」と話した右腕が、負けたら終わりの大一番で役目を全うする。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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