劇団四季「エビータ」 浅利慶太氏追悼 全国ツアー

12月に長崎ブリックホールで公演

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「エビータ」公開舞台稽古のワンシーン=相模原市、相模女子大グリーンホール

 劇団四季を代表する人気ミュージカル「エビータ」の長崎公演(長崎新聞社など主催)が12月10日午後6時半から、長崎市茂里町の長崎ブリックホールで開かれる。2018年7月に死去した浅利慶太の追悼公演として、今年8月から12年ぶりの全国ツアー中。同月、相模原市で行われた公開舞台稽古を取材した。
 エビータは20世紀前半の南米アルゼンチンが舞台。貧しく恵まれない境遇の下に生まれながらも、美貌と才気で男たちをとりこにし、大統領夫人にまで登り詰めた実在の人物、エバ・ペロン(通称・エビータ)の数奇な人生を描いている。
 ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイドウェバーとティム・ライスの2人が生み出した最高傑作と呼ばれ、1978年にロンドンで世界初公演があった。四季では82年に浅利のオリジナル演出で初演。この時、浅利は初めて訳詞も担当した。以来、数回のリニューアルを経て各地で上演を重ねている。
 舞台は2部構成。前半は青春時代のエバの激しい野心を象徴するようなラテンやロックのナンバーが舞台をにぎわせる。躍動感あるダンスや華やかな衣装も見どころだ。後半は、権力を手にしたエバの栄華とその後の生きざまが「共にいてアルゼンチーナ」など美しい名曲の数々に乗せて、ドラマチックに描かれる。
 今回上演されるエビータは2005年にリニューアルされた“決定版”で浅利演出の神髄を堪能できる。演技はもちろん、音楽、歌、ダンス、セットなどクオリティーにとことんこだわった舞台で繰り広げられる人間ドラマは、感動を呼び起こす。

 チケットは全席指定、S席8800円、B席3300円(A席は完売)。3歳以上有料、3歳未満入場不可。10月15日午前10時から追加販売を開始する。劇団四季予約センター(電0120.489.444)=午前10時~午後6時=などで電話予約を受け付けるほか、四季オンラインチケット(http://489444.com)、浜屋プレイガイド・くさの書店西友道の尾店(16日から発売開始)などで販売する。問い合わせは劇団四季(電0570.008.110)。