【ALCS】田中が6回無失点 ヤンキース白星スタート

【ヤンキース7-0アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

日本時間10月13日、アストロズとヤンキースによるアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズがアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで開幕した。初戦はヤンキース先発の田中将大が見事なピッチングを披露。1安打と1四球で2人の走者を出したものの、いずれも併殺に仕留め、6イニングをわずか68球、最少打者数となる18人で無失点に抑え、チームを初戦白星に導いた。田中が勝利投手(1勝0敗)となり、ポストシーズン通算5勝目をマーク。アストロズ先発のザック・グレインキーは6回7安打3失点と試合を作ったものの、打線がヤンキース投手陣の前に沈黙し、敗戦投手(0勝1敗)となった。

ヤンキースの「投」のヒーローが田中なら、「打」のヒーローは3番打者のグレイバー・トーレスだ。両軍無得点で迎えた4回表、DJレメイヒューのヒットをきっかけに一死二塁のチャンスを迎えたヤンキースは、トーレスがセンターへのタイムリー二塁打を放って1点を先制。トーレスは6回表に貴重な追加点となるソロ本塁打を放ち、ジャンカルロ・スタントンにもソロ本塁打が出てヤンキースのリードは3点となった。7回表にはアストロズ2番手のライアン・プレスリーから二死満塁のチャンスを作り、トーレスがセンターへの2点タイムリーを放って5対0。ヤンキースは9回表にもジオ・ウルシェラのソロ本塁打などで2点を追加し、田中からアダム・オッタビーノ、ザック・ブリットン、ジョナサン・ロアイシガと繋ぐリレーでアストロズ打線をシャットアウトした。トーレスはソロ本塁打を含む3安打5打点の大活躍。リードオフマンとして3得点をマークしたレメイヒューの働きも光った。

© MLB Advanced Media, LP.