台風19号の影響で、小田原駅のシンボルとして親しまれている巨大な「小田原ちょうちん」が大きく破損した。外側を覆う和紙が破れ、骨組みがむき出しになるほどの被害。駅構内にある飾りの破損ぶりが、台風の猛威を物語っている。
小田原市によると、ちょうちんは高さ4.5メートル、直径2.4メートル。台風による風の影響が最も大きかった12日午後5時半ごろ、東西自由通路を吹き抜ける強風で破れたとみられる。
市は安全対策として一時撤去するが、和紙を張り替えるかどうかは今後検討するとしている。ちょうちんは東西自由通路が完成した2003年、市民団体が取り付けた。