14日(月・体育の日)は、台風19号により記録的な大雨となった地域で、雨の降るおそれがある。少しの雨でも土砂災害などに警戒が必要だ。また、日曜日と比べて気温差が大きくなるため、体調の管理などにも注意が必要となる。

記録的な大雨となった地域で雨のおそれ

　台風19号は、13日(日)正午に日本の東の海上で温帯低気圧に変わり、日本付近は13日夜にかけて晴れる所が多い見込み。ただ、北日本を中心に風が強く、海は大しけとなる所もありそうだ。引き続き、強風や高波には注意・警戒が必要となる。

　14日は、本州の南にのびる前線が北上するなどの影響で、近畿から関東甲信、北陸や東北、北海道を中心に雨が降る見込み。

　広い範囲で大雨となるおそれはなさそうだが、局地的には雨あしが強まる可能性があるため、復旧作業などを行う際には、雨の降り方に注意が必要だ。

　また、引き続き地盤が緩んでいる地域もあり、少しの雨でも土砂災害には警戒が必要。雨が止んでいる時間帯でも山や急な斜面、増水している川の近くなど、危険な場所には近づかないよう心掛けたい。

暑さから一転、秋本番の気温に

　14日の気温は、東海から関東、東北を中心に日曜日よりも大幅に低くなり、昼間も肌寒いくらいとなりそうだ。

　その先も、週末にかけてはこれまで以上に冷え込みが強まり、長野などでは10℃を下回る日もある見込み。出来る限り服装で上手く調節するなど、体調管理にも注意したい。（気象予報士・佐々木聡美）