「工業団地が全滅」 台風19号で冠水した郡山市に住む人の声

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12日、静岡に上陸し、本州を縦断した台風19号。関東地方や東北地方などで甚大な被害をもたらしている。

例年、台風は東北地方に上陸する前に温帯低気圧に変わることが多い。そのため、こうした台風被害が広がることは非常に稀だ。

福島県郡山市では阿武隈川が氾濫。市街地へ水が流れ込んでいる。日経新聞によるとJR郡山駅から10分ほどの距離にある郡山中央工業団地も冠水している状況だ。

郡山市田村町金屋周辺は昨夜の段階で道路が冠水。

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郡山市に住むある女性はBuzzFeed Newsの取材に対し、「今までもギリギリ大丈夫なところだったので大丈夫だろうと思って風の対策しかしていなかった」と明かす。

辛うじて1週間分の水と食料だけは用意していたという。

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夜1時過ぎを過ぎた段階で、「冠水がはじまっていた」とも。

朝起きると、景色が一変していた。家族は工業団地で工場を経営している。

「工業団地が全滅だったので、同じ会社をやっている人たちはみんなまじか…って感じだった」と今朝の心境を振り返った。

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「豪雨によるちょっとした冠水はありましたがここまでではなかったです。

初めてすぎて、どうしたらいいのかわかりません」

女性は心の内にある不安を吐露する。

阿武隈川近くはかなり水位も高い。

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工場は水が引かないので近づくこともできない。そのため「現段階ではなにもできることがなく、水が引くのを待っている状態」だ。

流れてきた木などによって窓ガラス等も割れているようだ、と話す。

「水が引いてどのぐらい被害があったのか確認しないとどのぐらい復旧までかかるかわからないですね」

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NHKによると13日14時半の段階で阿武隈川支流の逢瀬川でも決壊のおそれがあり、台風が過ぎたいまも予断を許さない状態が続いている。

だが、女性は「少しずつではありますが水が引いてはきてます」と語り、午前中は鳴っていた警報のアナウンスや携帯電話の警報も今は鳴っていないと答えた。

郡山市富久山町ではゴムボートが活躍する一面も。

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郡山市内の富久山町ではゴムボートで救助された人の姿も確認できる。

郡山市は現在、28の避難所を設置、またイオンタウンの駐車場も自家用車の一時避難場所として開放している。