鷹、3年連続日本S進出決定! 今宮が5安打3本塁打6打点、パ初の“4連勝下克上”達成

この日2本目となる本塁打を放った今宮健太を迎える工藤監督【写真:荒川祐史】

攻守で西武を圧倒、打線は2試合連続毎回安打で4戦55安打32得点

■ソフトバンク 9-3 西武(CS・13日・メットライフ)

 ソフトバンクが怒涛の4連勝で3年連続の日本シリーズ進出を決めた。13日、敵地メットライフドームで行われたクライマックスシリーズファイナルステージ第4戦。3回に今宮のソロで先制すると、相手のお株を奪う一発攻勢でリードを広げて押し切った。クライマックスシリーズでパ・リーグ初となる第1戦からの4連勝で2年連続の“下克上”を達成した。

 ソフトバンクは3回、今宮が西武先発の本田から左翼スタンドへのソロ本塁打を放って1点を先制。4回にはグラシアルがソロ、甲斐が左翼線を破る適時二塁打を放って2点を加えて3点のリードを奪った。1点差に迫られた6回には今宮がこの日2本目の本塁打となる2ランを放って、再びリードを広げた。

 9回には今宮がこの日3発目となる2ランを放ち、この日5打数5安打3本塁打6打点の大暴れ。打線は2試合連続毎回安打、第2戦の9回から18イニング連続安打。4試合で55安打32得点と、ステージを通じて西武を圧倒した。

 先発のバンデンハークは4回、山川に適時打を浴び、5回にはメヒアにソロを被弾。右腕は4回1/3を投げて2失点でマウンドを降りると、その後は継投策で逃げ切りを図った。5回2死満塁を3番手の高橋純が凌ぐと、6回からは石川、甲斐野、モイネロと繋いでリードを守り、最後は守護神の森が締めくくって逃げ切った。

 昨季もリーグ2位からクライマックスシリーズで西武を破り、2年連続の日本一まで駆け上がったソフトバンク。2年連続で西武を打ち破って日本シリーズ進出を決め、3年連続日本一への挑戦権を掴んだ。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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