ラグビーW杯、悲願のベスト8 熊本県内PVでファン熱狂

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日本代表がスコットランドを破って、初めてのベスト8進出を決め、大喜びする「ファンゾーン」の来場者=13日夜、熊本市中央区の花畑広場(池田祐介)

 「悲願のベスト8決めた」-。ラグビー・ワールドカップ(W杯)の日本代表は13日夜、強敵スコットランドを28-21で破り、史上初の8強入り。熊本市中央区の花畑広場のパブリックビューイング(PV)会場を埋めた約3200人のファンが、夢の決勝トーナメント進出に酔いしれた。

 前半6分、スコットランドの先制トライに会場から悲鳴が上がる。会社員の山下愛莉[えり]さん(23)=熊本市西区=は「選手の動きはいい。すぐに挽回できる」と前を向いた。

 前半25分、松島幸太朗選手に続き稲垣啓太選手が逆転のトライ。田村優選手がゴールを決めた瞬間、「たむらー」と声を張り上げた公務員の池田工[たくみ]さん(35)=同市中央区=は「めっちゃ気持ちいい。負けるはずがない」と声を弾ませた。

 福岡堅樹選手もトライで沸かせ、21-7で前半終了。直後、蒲島郁夫知事がファンの前に登場し「日本は素晴らしい試合をしている。勝利を確信した」と興奮気味に語った。

 この日は玉名市のホテルしらさぎでもPVで約250人が観戦。次々とトライを決める日本に喜びを爆発させた。岱志高3年でラグビー部の小俵圭晴さんは「日本の持ち味が最大限に発揮されている。先輩の流大選手も活躍していて誇らしい」と目を輝かせた。

 後半2分。福岡選手が俊足を生かし、ボーナスポイントが加算される4本目のトライ。教員の瀬口香さん(48)=熊本市中央区=は「ここまで日本が強いとは思っていなかった」と感激した様子。

 しかし、スコットランドに2トライを奪われ、28-21と迫られる苦しい時間帯。「ニッポン」コールで選手を鼓舞した。日本が7点差を守り抜き、初のベスト8が決まった瞬間、会場は総立ちに。「やった!」「日本すごい!」と割れんばかりの大歓声に包まれた。

 公務員の緒方卓也さん(28)=同市北区=は「もう最高。実力もさることながら、最後まで一丸となって全力で勝ちにいく姿に感動した。決勝トーナメントでも歴史的な結果を残してほしい」と感極まっていた。(臼杵大介、堀江利雅、熊川果穂)

(2019年10月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)