ラグビーW杯 感動を忘れない 熊本会場大盛況の中“閉幕”

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「ありがとうございました」と声を掛けながら、観客を見送るボランティアたち=えがお健康スタジアム(小野宏明)

 ラグビーワールドカップ(W杯)のウェールズ-ウルグアイ戦が行われた13日、熊本市東区のえがお健康スタジアムは観衆約2万7千人の熱気にあふれ、大盛況の中、熊本でのW杯は幕を閉じた。

 ウルグアイに快勝し4戦全勝で準々決勝に進んだウェールズのファンは上機嫌。夫と来熊したジル・アトキンソンさん(65)は「熊本は温かく歓迎してくれた。豊かな自然もウェールズに似ている」と喜んでいた。

 世界最高峰のプレーは熊本地震の被災者を元気づけた。益城町の実家で被災した元ラガーマンの公務員、宮守祐輔さん(21)=天草市=は「熊本にも自分にも力をくれた。感動は忘れない」。座席案内ボランティアを務めた熊本市東区の看護師、今泉泉さん(51)は「英語ができなくても気持ちと笑顔で外国の方と通じ合えた」と顔をほころばせた。

 2015年の熊本開催決定以来、県ラグビー協会は準備に奔走した。前週のフランス-トンガ戦との2試合で国内外の計5万5千人を集め、野口光太郎理事長(59)は「熊本と世界を結ぶ役目も果たせた」と胸を張った。(元村彩、後藤幸樹)

(2019年10月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)