ロアッソ、攻め手欠き3戦 勝ちなし

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【熊本-富山】引き分けに終わり、悔しそうな表情を浮かべる熊本の選手たち=富山県総合運動公園陸上競技場

 ロアッソ熊本が、しぶとくドローに持ち込んだ。だが、リーグ戦終盤に差しかかる勝負どころで3試合連続の勝ちなし。終了の瞬間、ピッチの11人はうなだれた。

 前節は最下位相手に完敗。渋谷洋樹監督が「調子の良いメンバーを使った」と先発5人を入れ替えた。そのてこ入れにもかかわらず、立ち上がりから5連勝中の富山の勢いに押された。

 風上からロングボールをDF陣の背後へ執拗(しつよう)に蹴り込まれ、何度もピンチに陥った。自陣から組み立てる得意の攻撃も、厳しく詰め寄られてボールをつなげない。「苦しい時間が長かった。何とか0-0で折り返せた」。MF上村周平の言葉通り、よくしのいだ前半だった。

 後半は押し返す時間が増えたさなかに、右サイドを崩されて先制点を献上。38分にPKを得て辛くも追い付いた。

 収穫を見いだすなら久々の先発組が機能したことか。右膝のけがから約3カ月ぶりに復帰したMF岡本知剛がフル出場。持ち味の攻撃参加でサイドからゴール前へパスを送り、PK獲得を引き出したが、「相手の弱点を突く声掛けなど、やれることはもっとあった」。7試合ぶりのスタメンだったDF高瀬優孝も左サイドを疾走し、クロスを供給し続けた。

 ラグビーワールドカップ2試合が熊本で行われた中、アウェーでの4連戦は1勝2分け1敗。1~3位との勝ち点差は3と開いてはいない。だが、残り8試合。状況は厳しい。「ホームで上位をたたき、食らい付いていかないと」と上村。3位の藤枝を迎える次節は絶対に落とせない。(河北英之)

(2019年10月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)